アーノルド・ローベル考

以前、このブログでご紹介した、名作児童書「がまくんとかえるくん」シリーズについてです。

しっかり者のかえるくんが、癇癪持ちのがまくんを暖かく見守っていて、、、
そんながまくんも、時には、かえるくんを喜ばせようと必死にかんばったり、、、
そんな2人の関係が、ちょっと母と子の関係みたいなのです。


アーノルド・ローベル

最近、知ったのですが、この本の作者アーノルド・ローベルって、なんとゲイ(同性愛者)だったのですね。
50代で亡くなっているので、早いな、とは思っていましたが、AIDS感染の結果の病死のようです。

「がまくんとかえるくん」は、作者にとっては、恋愛の物語でもあったのかもしれません。

確かに、この本に独特の2人の絆って、友情関係的であり、母子関係的であり、恋愛関係的でもあります。

ああ、これって、、、
今の、どんぐり少年&私の関係そのもの。。。
(すみません、ノロケです)

ゲイとか病気とか発達障害とか癇癪持ちとかアホとか、
人間にはいろいろな属性がありますが、そんなことはどうでもよくて、
どんぐり少年という人を丸ごと愛していこう、とか、ふと思ったりしました。。。
(すみません、またノロケです)


そして、いつの日か、、、

「ばばぁ、うるせぇ!」とか言われて、ショックを受けるその日まで(涙)。。。



がまくんとかえるくんシリーズは、小学校の教科書にも使われているらしいです。
小学校では2人の関係を「友情」って教わるのかもしれませんが、子供同士の友情というより「幼児と母の蜜月関係」にちょっと近いんでないかと。。。
だから、幼児である今、味わっていい作品なんでないかと。。。

どんぐり少年は、年少の頃、がまくん&かえるくんワールドに激はまりしてました。
話のディテールは分かってなかったと思いますけど、なんかうけてましたよ。

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↓小学校教科書にも採用されている、有名(?)なのは、これです。

ふたりはともだち (ミセスこどもの本)



↓もうちょっと大人っぽいのが、これ。アーノルド・ローベル晩年の作品。
1話見開き1ページ×20話。20種類の動物が主人公。
それぞれの話しに、ページいっぱいに描かれた素敵な挿絵があります。
文字も小さいし、話はちょっと説教くさいというか教訓めいているというか、、、
幼児向けではないかもしれませんが、アーノルド・ローベルという人がこの本にぎっしりつまっている感じがするので、ローベルファンの私には宝物のような一冊です。


ローベルおじさんのどうぶつものがたり (世界の傑作絵本B)



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