絵本から児童書へ(5歳・年長)

どんぐり少年、なにげに本が大好きなのです。

いつも、激しく泥だらけで裸足で駆け回っていたりするので、幼稚園でも「お外派」認定されていて、絵本好きだと言うと驚かれたりもするのですが、、、

赤子の頃から絵本好きで、2歳の誕生日の頃には、「ぐりとぐら」とか「かいじゅうたちのいるところ」なんかを暗唱しながらページをめくっておりました。

昔、ヤフオクで「中古絵本段ボール3箱3万円!」みたいなのを落札して、ずいぶんお世話になりました。
他にも、ちょいちょい買ったり借りたりしているので、何百冊と読んできていると思います。

今日は、実際にどんぐり少年が読んだものの中から、おすすめの児童書をご紹介します。
ざっくり、簡単な順番にならべてみました。


1.いやいやえん 

5分くらいで読める挿絵つきのお話が、7話ほど収録されています。
「ぐりとぐら」の作者による児童書。
保育園年中さんのわんぱく坊主「しげる」が主人公です。
けっこう先生に叱られたりしてます(笑)
空想みたいな現実みたいな、大人にとっては少々ナンセンスな話ですが、幼児の心をわしづかむロングセラー。
こぐまが保育園に入園しにやってくる「やまのこぐちゃん」、年長男子たちがミミズを餌に鯨取りにでかける「くじらとり」あたりが、ストーリーがシンプルで恐怖感もないので、年少児にも○。どんぐり少年も、どはまりしていました。


いやいやえん (福音館創作童話シリーズ)




2.「くまくん」シリーズ

こちらも、数分~5分くらいで読めるお話しがいくつか収録されています。
主人公は、5歳くらいの「くまくん」。
アットホームな主題のお話が、くまくんの連想にそって、ゆるくつながりながら連なっています。
「いやいやえん」より文字数は少ないながら、ウィットとユーモアがあります。
くまくんの世界は自由です。
この「くまくん」シリーズの中では、以下2冊が鉄板。
 

おじいちゃんとおばあちゃん (世界傑作童話シリーズ―はじめてよむどうわ 5)



こぐまのくまくん (世界傑作童話シリーズ―はじめてよむどうわ 1)




3.アーノルド・ローベル作品

いちばん簡単なのが「どろんここぶた」。
ストーリーも比較的シンプルですし、テーマも幼児向け。
幼い子ブタが、ぷち家出をして家に帰れなくなってしまったところを、やさしい飼い主が助けに来る、という話し。
大人には物足りない感じもしますが、どんぐり少年は年少さん~年中さんにかけて、何度も何度も読んでいました。
短編集ではなく、一冊一話の話しですが、文字数少ないので一気に通して読めちゃいます。


どろんここぶた (ミセスこどもの本)



もうちょっと不思議な話が「ふくろうくん」。
一話5分くらいで読める短編集。
主人公のふくろうくんは一人暮らし。登場人物も一人だけ。なぜか、自分の涙を集めてお茶にしたり、吹雪の風と格闘していたり、月に語りかけていたり、、、ちょっと孤独でナンセンスだけど、なにげにじんわりくる不思議な世界です。
どんぐり少年は年中さんの頃にどはまりしてました。


ふくろうくん (ミセスこどもの本)




4.アーノルド・ローベル作品 「がまくんとかえるくん」シリーズ

名作!!すべての子供に出会ってほしい!
一話5分~10分くらいの短編集。
ちょっとだけしっかりものの「かえるくん」と、ちょっとおぽんちさんな「がまくん」、2人の友情のお話しです。

かえるくん&がまくんの関係が、「バムとケロ」みたいに親子関係的でもあるので、友達関係というよりはまだまだ親子関係中心で生きている幼児にも共感できる要素がけっこうあると思います。

小学校の教科書にも採用されているお話しですが、どんぐり少年は、年少からどはまりして、年長の今日も、ときどき読んでいます。
がまくんとかえるくんシリーズは4冊ありますが、どれもムラなくよいです。


ふたりはともだち (ミセスこどもの本)


少年は、この本の中から「予定表」というものを知り、クッキーを食べ過ぎないように我慢する話しで「意志力」という語彙をゲットしました。
自己コントロール感があるようで、ないような、がまくんの世界が少年魂にフィットするようです。↓

ふたりはいっしょ (ミセスこどもの本)


夏にはアイスクリームの話を、冬にはクリスマスの話を。季節感あり。↓

ふたりはいつも (ミセスこどもの本)




5.「エルマー」シリーズ

短編集ではありませんが、1章が5分~10分くらいで読めて、それぞれ話としてまとまっています。
登場人物(動物)が多いし、時間設定&空間設定も広いので、幼児の場合は、ちょっと大人がサポートしてあげながら読むとよいかもしれません。

「エルマー」シリーズは3冊ありますが、これが分かりやすい。
あとの2冊も、子供はよろこびますが、大人は読みながら睡魔と闘うはめに、、、。


エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)




6.アームストロング

ネズミが宇宙船を自作して月に行く話し。
話もちょいと長めで、難しい単語も出てきますが、美しい挿絵のリアル感が少年心をわしづかむこと必至。
年中の頃、はまりました。

同じ作者でもう一冊「リンドバーグ」という似たような本がありますが、、、
こちらは、ネズミが飛行機を自作する話しです。
私としては、アームストロングの方がいいかなぁ、と。


アームストロング: 宙飛ぶネズミの大冒険




7.くまの子ウーフ

一話5分~10分の短編集。
くまの子供ウーフと、ちょっといじわるなキツネのツネタ、その他友達、お母さん、あたりが登場人物です。

「にわとりは卵をたくさん産むから、にわとりは卵でできているのか?」
「ウーフは何でできているのか?(ウーフはウーフだ!)」
って感じの、ちょっと哲学風な小理屈が次々とでてきます。

大人にとっては「小理屈」ですが、5歳児にはなかなか面白いようです。
「ウーフ」シリーズは他にも何冊かありますが、私は「くまの子ウーフ」が好きです。


くまの子ウーフ (くまの子ウーフの童話集)




8.ほら男爵の冒険

一話数分~5分くらいの短編集。
ほら男爵の奇妙奇天烈なホラ話しが、次々と出てきます。
単語はちょいと難しいものもあるので、未就学児の場合は、初読時には大人のサポートがあるとよいかも(難しい単語に、分かりやすい単語を添えてあげる、など)。

自分自身が保育園生の頃に夢中になっていたのを思い出して、買ってみたところ、どんぐり少年も激はまり中。
短編集の中から、好きな話しを選んで、何度も読んでいます。


ほら男爵の冒険 (小学館世界の名作 8)




9.おおどろぼうほっつぇんぷろっつ

昔からの名作。
年中と年長の間の春休みに、旅行先にこの本を持参したところ、、、。
読むのが止められなくて、深夜までかかって一気に読破しました。(読み聞かせですよん)

テンポよくスリリングに話が展開します。
話のギミックは、5歳児でギリギリ理解できるかな、という感じですが、、、
その話のからくりが分かったときの顔の輝きは、この時期だけのものですね。
幼児にとっては、ものすごい推理サスペンス小説を読んでるみたいな感じなのかもしれません。

「ホッツェンプロッツ」シリーズは全3巻ありますが、この第1巻がおすすめ。
第2巻はちょっと地味&分かりにくい。
第3巻は、分かりやすくはありませんが、どろぼうが改心する話しなので、子供は好きみたいです。


大どろぼうホッツェンプロッツ (偕成社文庫 (2007))


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