英語はどうする?(5歳)

子供の英語教育について。
悩ましいです。。。


どんぐり倶楽部的には、、、、

・小学生では英語はやらない!(だったかな??)
・英語よりも、思考力養成が優先
・英語は、サイトラっぽいやり方でいけば、中学生からでも身に着く。

ってことのようです。
この考え方に、私個人も、大枠として賛成です。(でも、英語は捨てられない!!)


ちなみに、サイトラ(サイトトランスレーション)とは、英語をかたまりごとに捉えて、前から順番に日本語に置き換えていくやり方です。
通訳トレーニングの定番。
私も、大学受験前はサイトラ方式で、ある程度の英文読解力はつきました。
それで十分ではありませんが、とりあえず、現公立中学で行われているクソのような英語授業に出るよりは、サイトラしてた方が100倍マシです。
あ、、、「クソ」って書いてしまった。。。すいません。。。


 目次
 ➤言語習得の臨界期
 ➤ダブルリミテッドという現象
 ➤英語学習が日本語習得&思考力養成を阻害するか?
 ➤英語か達者な偉い人たちはどうしてる??
 ➤で、結局、どうする??




◇言語習得の臨界期

1.母語(日本語)
臨界期ってのは、脳の可塑性がとても高くて、物事が非常によく身に着きやすい時期(身に着ける適期)、のことです。
母語習得の臨界期は確実にあると思います。
0~8、9歳くらいでしょうか。。。
この時期までに、母語の言語能力のベースができるわけです。
実質9歳くらいで、国語力については、勝負あった!って感じじゃないでしょうか?

2.第2言語(英語)
では、第2言語習得の臨界期ってどうなんでしょう???
音声に対する感受性なんかは、幼少期に作られるのかもしれませんが、、、
外国語習得そのものに、明確な臨界期はありません!
(そりゃあ、まあ、若い方がいいでしょうけど。。。)

キッズデュ○とかが、勧誘パンフに「英語習得の臨界期は6歳!」とか書いているのは、ちょっと違うんでないかと。
幼児期にシビアなのは、母語習得の臨界期、ですってば。。。


英検1級+α程度の英語力でいいなら、中学校からスタートでも行ける人は行ける。
ちなみに、私、中年ですが、これから英語を地味に学びたいと、ひそかに燃えてますよ。
今をときめく脳科学者の池谷裕二氏によると、朝鮮人参には脳の可塑性を高める成分が含まれているらしいですよ。
アダルトな英語学習者のみなさま、朝鮮人参摂取しながら、共にぼちぼちがんばりませう~。




◇ダブルリミテッドという現象 

母語を土台にして第2言語を学ぶ場合(日本人家庭の英語学習がこれです)、
第2言語(英語)のレベルが、母語(日本語)のレベルを超えることはありません

母語(日本語)の能力が人並み以下
第2言語(英語)の能力も、当然、英語ネイティブの平均以下

このような状態が、ダブルリミテッドと呼ばれています。

そこそこ英会話はできるけど、根本的に思考力がいまいち、、、
英語でも母語でも、日常会話はできるけど、高度な内容のものはダメ、、、
こうなると厳しいんでないかと危惧しております。
こういう人はフィリピンとかにいくらでもいて、ものすごく安い賃金で働いています。
その人たちと同じ土俵で競争するのは、あまりにも厳しいんでないかと。。。

「バイリンガル教育」って、そんな華々しいものではなくて、本当のバイリンガル環境にいる人(国際結婚とか)は、切実に悩んでいたりすることもあります。




◇英語学習が日本語習得&思考力養成を阻害するか?

専門家たちもいろいろな意見に分かれているので、正解は、謎。

とりあえず、英語学習に時間を割く分、確実にその他の時間は削られますね。
幼児は忙しいですから、余計なことに時間を費やしてはいられないですよ。
そして、英語と日本語は遠いっ!!(日本語はもっとも英語からかけ離れた言語のひとつです)
両者を同時に身に着けることが、脳にものすごく負荷をかけることは想像に難くないでしょう。

ヨーロッパの人々によるバイリンガル研究は、似たような言語同士のバイリンガルについてなので、あまり日本人の参考にならないのです。

とりあえず、自分の育児としては、、、
「1へやに 4ひきずつの みみずが はいっているへやが 6へや あったとすると みんなで なんびきに  なりますか。」なんて日本語すら、ろくに理解できていない我がどんぐり息子に、英語という強烈な負荷をかけるなんて、

恐ろしくてできません。。。




◇英語か達者な偉い人たちはどうしてる??

プレップ英語の斉藤淳氏
上智大→イェール大博士過程→イェール大教授→政治家&小泉元総理の通訳→プレップ代表
子供時代は田舎育ち。英語との出会いは小学3年生。
ラジオから流れてくる英語に魅了されたらしいです。

脳科学者&英語マニア?の茂木健一郎氏
東大→ケンブリッジ大→研究職
小学生の頃は蝶採集にひたすら燃えたらしいです。
もともと優秀な子供だったようですが、高校一年で短期留学してみて、ネイティブの会話がまったく分からずショックを受けたんだとか。。。
大学在学中に英検1級とって、その後、英語マニア道を究めておられるようです。


どうやら、両氏ともに、9歳くらいまでは、しっかり日本語環境にいて自由に遊んでいたようです。
それなのにっ!!
御著書では、ご両人とも早期英語教育をうたっておられますよ。
どういうこと~??

モノリンガルとして過ごした少年時代が、斉藤氏・茂木氏のオリジナルな思考力を養ったってことはないんですか?
英会話だけできたって、政治家や研究職にはなれないですよね?(ならなくてもいいですけど。)
英語以前に、「英語で世界に発信するだけの価値のある研究に、高度な母語を使って取り組んだ」からこそ、偉い人になる道が開けたのでは??

まあ、脳みそに馬力がある人たちは、過酷なバイリンガル環境にいたとしても、母語・外国語ともに、見事に能力を伸ばしていくんだと思いますが。。。
凡人はどうしたらいいんでしょうか。。。




◇で、結局、どうする??

結論:
9歳くらいまでは、英語耳だけ鍛える(英文法的刺激は入れない)。
10歳から、ぼちぼち行く(無理ない程度に)
中学生からは、多読・多聴・アウトプットでガンガン行く。

こんなんで、どうかと。
結局、文科省のやり方と同じですね。
つまらなくて、すみません。

子供の脳みそがピカイチだ!という自信があれば、英語は中学生から始めれば十分!
と、言いきれるんですけどね、、、
中途半端でチキンな私です。

とりあえず、我がどんぐり息子に関しては、まずは、おもらしを何とかして欲しい、、、
そんなレベルでの儚い妄想です。
笑って下さい。。。


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